TOP > 分子整合医学TOP > アンチエイジングのために~歯周病も老化です~

分子整合医学

アンチエイジングのために~歯周病も老化です~

◆分子整合医学予防歯科のアンチエイジング
加齢による老化は誰も避けることのできないものです。 歯科においても歯周病やドライマウス、舌痛症や数々のアレルギー性疾患は加齢とともに増えてきますから、 これらも老化現象の一つと考えられます。 しかし、分子整合医学では老化現象は遅らせることが可能です。 したがって、歯周病や数々の口腔疾患は発症しないように、もしくは発症してもその進行を遅らせることは可能です。 老化を遅らせる、もしくはストップさせるのがアンチエイジングの考え方です。 当院が行っている分子整合医学予防歯科では、細胞レベルのアンチエイジングから 歯周病や口腔疾患の予防を毎日の食べ物から考えてまいります。 (院長河瀨は野菜ソムリエでもありますから特に野菜から摂取できるアンチエイジング物質が中心になります)。

  ◆最大の敵「活性酸素」  
私達は毎日呼吸して酸素を取り入れています。 私達の身体を作っている60兆個の細胞の1つ1つにミトコンドリアという器官があります。 ミトコンドリアは私達が生命活動をするためのエネルギーを作り出す発電所のような器官です。 ミトコンドリアでは酸素を原料にして酵素反応からエネルギーをつくるのですが、 原料の酸素から約2%のいわば「産業廃棄物」が出てしまいます。 これが「活性酸素」です。 活性酸素は細胞膜や遺伝子を破壊する「テロ集団」のようなもので、 これが老化やガン、歯周病や心臓疾患など成人病の元凶となります。 通常の呼吸から発生する活性酸素は体内の「抗酸化物質」で分解、無毒化されますが、 生活習慣や、生活環境、食べ物やタバコ、酒などの嗜好品によって増えてしまうことになります。 この増えた活性酸素がガンの発症や歯周病などの疾患を悪化させると共に、細胞膜の破壊から老化を早めることになります。

  ◆活性酸素を増やす要因
 活性酸素を増やしてしまう要因には次のようなものがあります。 これらはすべて歯周病や口腔疾患を悪化させる要因です。

・ ストレスや精神的ショック
・タバコやアルコール (喫煙者は老化が早く、歯周病も悪化します。これはタバコから発生する活性酸素によるものです。多量のアルコールを飲んだときは分解過程で活性酸素が発生します。)
・炎症 (歯周病は歯周炎、悪化した虫歯は歯髄炎や歯根膜炎、そして口内炎もすべて炎症です。すなわち歯周病や悪化した虫歯は活性酸素を増加させます。)
・ 激しい運動後
・大気汚染や有害ミネラルの摂取 (水銀やヒ素、カドミウムや鉛を摂取すると活性酸素が増えます。水銀はアマルガムという歯の詰め物からも半ば強制的に体内に入ります。)
・ 紫外線 (日焼けしすぎると皮膚ガンの原因といわれるのは活性酸素が細胞膜やDNAを攻撃するからです。)
・ 電磁波 (口腔内に金属の冠や詰め物が多い方はこれらの金属が電磁波のアンテナとなっている可能性があるといわれてます。)

  ◆活性酸素の被害を防ぐために
  活性酸素の被害を防ぐための方法は大きく分けて2つあります。 1つは攻撃力(発生した活性酸素を減らす)の向上、 そしてもう1つは防御力(活性酸素がターゲットとする細胞膜の強化)の強化です。 1. 攻撃力向上攻撃力強化は抗酸化物質を取り込む(食べる)ことで発生した活性酸素の毒素を消し去ることです。 活性酸素の毒素を取り除くのが抗酸化物質です。

抗酸化物質

説明

β-カロチン β-カロチンはビタミンAの前駆体です。脂溶性で油脂と共にとると吸収率が高まります。油いため(オリーブオイルが最もよい)や魚、肉と一緒にとるのがよいでしょう。ただしトランス脂肪酸であるマーガリンやショートニングは絶対に使用しないでください。またドレッシングで使う油はオメガ3系の亜麻仁油やエゴマ油がよいでしょう。【多く含む野菜】人参、ホウレンソウ、ブロッコリー、ニラ、春菊、小松菜、ピーマン、かぼちゃ、モロヘイヤなど
リコピン トマトに多く含まれる抗酸化物質です。油との相性がよくオリーブオイルと一緒にすると美味しくとることができます。生のトマトにオリーブオイルをかける、オリーブオイルとにんにくのトマトソースなどイタリア料理はアンチエイジング料理です。トマトは完熟のものを選んで下さい、リコピンの量は完熟のもののほうが圧倒的に多いです。
セレン 人の身体に必要なミネラル(必須ミネラル)の1つです。セレンは活性酸素を無毒化するGPX(グルタチオン・ペルオキシダーゼ)という酵素に欠かせないミネラルです。また水銀など有害ミネラルを体外に排出する解毒(デトックス)にも必要なミネラルです。また体内で生成される抗酸化物質である「コエンザイムQ10」はセレンの助けを必要とします。多く含む食品】魚介類、玄米、ネギ、玉ねぎ、わらびなど
グルタチオン システィン、グルタミン酸、グリシンという3つのアミノ酸から肝臓で合成されるタンパク質の一種です。また解毒(デトックス)効果にも優れています。【多く含む食品】レバー、ほうれん草、赤貝など
メラトニン メラトニンは脳の中にある松果体という組織で内分泌されるホルモンです。メラトニンは恒常性の安定やサ-カディアンリズム(決まった時間に目覚め、決まった時間に眠くなるなど一定のリズム)の維持に欠かせないホルモンで、これらのリズムを壊そうとする活性酸素の除去、抗酸化酵素の強化などの効果があります。【体内合成を助ける食材】豆類、玄米、ビタミンB群(豚肉、レバー、魚類など)の食品

  2. 防御力強化
・活性酸素が標的にするのは細胞膜 細胞膜強化がポイント 炎症やストレス、喫煙などで発生した活性酸素が1番に標的にするのが細胞膜です。 したがって細胞膜の強化が防御力強化になります。 ・細胞膜強化にはオメガ3系脂肪酸 細胞膜を作っている主成分は脂肪酸という油です。 私達の周りには数多くの脂肪酸(油)があります。 その中で細胞膜を強化するためには、その材料となり細胞膜自体の強さを決定づけるオメガ3系脂肪酸が不可欠です。 オメガ3脂肪酸は亜麻仁油、エゴマ油、シソ油、サーモンオイルなど魚油に豊富に存在します。 これらの油は積極的にとるとよいでしょう。 周りになければサプリメントでとるのもよい方法です。 またオメガ3系脂肪酸は神経伝達系の活性化を促します。 頭が良くなる油として注目されたDHA(ドコサヘキサエンサン)やEPA(エイコサペンタエンサン)は共にオメガ3脂肪酸です。 この他オメガ3脂肪酸は動脈硬化を防ぎ、善玉コレステロールを増加させる作用もあります。 炎症を抑える効果もあり歯周炎などによって増える活性酸素自体の発生も抑えます。 ・オメガ3油の酸化を守るためにビタミンEとCこのように理想的な効果のあるオメガ3脂肪酸ですが、一つ欠点があります。 それは酸化しやすいことです。 したがってオメガ3脂肪酸は加熱せずにとることが大事です。 また体内での酸化防止はいわゆる「さび止め」と一緒にとるようにしましょう。 この「さび止め」となるのがビタミンEとビタミンCです。

ビタミンEを多く含む食品 アーモンドやくるみなどのナッツ類、うなぎ、かぼちゃなど
ビタミンCを多く含む食品 生野菜、フルーツなど

  その他細胞膜の酸化を防ぎ細胞膜強化になる物質

ポリフェノール 赤ワインで有名になった物質です。植物の色素や苦味成分に多くふくまれます。ビタミンEは脂溶性、ビタミンCは水溶性と役割分担が決まっていますがポリフェノールは水溶性・脂溶性とどちらにも働きます。【多く含む食品】赤ワイン、ブルーベリー、ココア、大豆、大豆製品、リンゴ、玉ねぎなど
フラボノイド 植物に広く含まれている物質です。水溶性でありポリフェノールの水溶性担当のようなものです。フラボノイドは水溶性のため野菜を煮たり、炊いたりすると煮汁にでてしまいます。しかし加熱によって壊れるわけではないので、煮汁ごと食べるスープやシチューにするとよいでしょう。 また蕎麦は蕎麦湯を飲むことでフラボノイドをとることができます。
【多く含む野菜】 カテキン類     緑茶、ココアなど
イソフラボン 大豆、大豆製品
フラノボール類 玉ねぎ、ブロッコリー、ニラ、蕎麦など
フラバン類 レモン、みかんなど柑橘類
フラボン類 セロリ、パセリ、ピーマン、春菊など
アントシアニン イチゴ、ブドウ、ブルーベリー、ナスなど

  これら活性酸素に立ち向かい、炎症を抑えてアンチエイジングになる物質は 「マゴワヤサシイ」を基本にすればまんべんなくとることができます。 歯周病の方、ストレスがたまりやすい方、どうしてもタバコが止められない方は、 これらの抗酸化物質を食べることで積極的にアンチエイジングして下さい。

アスリート歯科

Pagetop